あの芸能人も!?増毛の方法と薄毛サロン各社の値段等を徹底比較!
薄毛で悩むあなたなら、増毛(ぞうもう)という言葉はもう何度も耳にしていると思いますが、
「テレビCMで人工毛のようなものを結び付けていってフサフサになっていく例のアレが増毛を指しているのはなんとなく分かるけど、公式サイトとか見てみてもメニューがたくさんあって何が何だか分からない。」
きっとこんな疑問をお持ちですよね。
実際私も、アートネイチャーとアデランス、それにスヴェンソンの顧客になるまでは全然分からなかったです。
この記事では、薄毛サロン大手3社(アーチネイチャー・アデランス・スヴェンソン)の「増毛法」について詳しく説明していくとともに、増毛が良いのか悪いのかまで含めて分かりやすく解説していきたいと思います。
狭義の意味での「増毛」とは、自毛に人工毛などを結びつけていくサービスを指しますが、販売戦略上、アートネイチャーとスヴェンソンは、ウィッグ(=かつら)まで含めて「増毛」と呼んでいます。
アデランスとアートネイチャーは最大で4段階、スヴェンソンは3段階で増毛していく
薄毛で悩む私やあなたには、「増やしたい」「フサフサになりたい」という気持ちは当然持っていますが、それと同時に、
- 周囲にバレたくない
- 自然に徐々に徐々に増やしたい
とも思っていますよね。
そんなあなたの悩みを解決するために、薄毛サロン各社は、増毛メニューを2段階から4段階に分けています。
順番に説明していきます。
「結ぶ」
純粋な意味での「増毛」は、この「結ぶ」です。
大手3社(アーチネイチャー・アデランス・スヴェンソン)とも、元々生えている自分の髪の毛の根元に人工毛などを結び付けていきます。
【解説】アデランスとアートネイチャーは人工毛(加工品)で増毛し、スヴェンソンだけは人毛で増毛していくのが特徴です。
アデランスは結んだ時に8の字のような二重の輪ができ、アートネイチャーは一重です。
結び目は、結んだ直後は肉眼で見えやすく、髪の毛が伸びてきて結べ目が浮いたほうが結び目は目立たなくなってきます。
「結んでも伸びてきて結んだ毛が浮いてきちゃうんでしょ?」
と思っているかも知れませんが、逆です。浮いたほうが実は目立たないのです。
ですので、自毛が伸びてきて人工毛が浮いてしまうことに関しては外見上は全く自然だし何も心配いらないってことです。
ただし抜けます
「ということは、一度結んでしまえば伸びようが何しようが関係ないんだから夢のような技術じゃん!」
と思いたいところですが、残念ながら落とし穴があります。
そもそも薄毛で悩んでいる人の毛根は弱いし、ヘアサイクルもフサフサの人に比べたらかなり短いです。
ですので、増毛したとしても元の毛が抜けてしまいますので、毎月アートネイチャーなどに通って別の自毛に新たに人工毛を結んで増毛していく必要があるのです。
結ぶ増毛法の限界
「結ぶ」増毛法のもう一つの課題についてもついでに触れておきます。
- 自毛がそもそも無い場所
- 生えているんだけど産毛(うぶげ)程度の細い毛しかな場所
上記のような箇所には増毛はできないのです。
これは大手薄毛サロン各社に共通した「解決できない課題」であり、特にM字ハゲの部分は「結べない」と思っていただいて結構です。
それでもどうしてもM字部分の生え際を自然に仕上げたいなら、M字部分だけ自毛植毛するという選択肢もありだと思います。
「載せる」
2段階目の増毛法は「載せる」です。
「部分ウィッグ」という言い方が一番正確な言い方になるでしょうかね。
アートネイチャーとアデランスの主力商品(稼ぎ頭)がこの載せる増毛法になります。
「女性の網タイツ」を想像してください。
あんな感じの薄いメッシュ状の生地に人工毛(スヴェンソンは人毛)を希望する本数だけ結び付けていって部分ウィッグを完成させて、それを薄毛の部分に載せるわけです。
言ってしまえばパンストをかぶってるのと同じです。
どうです?かぶりたくなったでしょう?って違うか。すいません(__)
続けます。
M字部分を含んだ前頭部が薄くなっていて隠したいのであれば、その面積に応じて基礎となるメッシュを作り、希望する本数分メッシュ状の生地に結び付けた部分ウィッグを完成させていきます。
値段は、基礎となるメッシュ生地の「面積」に応じて変わってきます。
面積が大きくなるにつれて値段は高くなってきますが、メッシュの面積によって値段が決まりますので結ぶ本数は多かろうが少なかろうが価格に影響しません。
メッシュなので、ほとんど隙間はなく、基本的にはそのまんま頭に載せて、側頭部、後頭部のまだ生えている自毛に括(くく)り付けて落ちないようにしていきます。
アートネイチャーとスヴェンソンは、自毛を数本の束にしてウィッグをくくりつける基礎部分を側頭部から後頭部にかけて15~20か所くらい作り、そこにウィッグをくくり付けます。
前頭部がハゲている場合は前頭部に基礎を作れないので、前頭部はマジックテープや粘着性のテープで止めます。
スヴェンソンは、絶対にウィッグが外れないよう基礎部分をしっかりと作り込みます。
これはスヴェンソン式増毛法の特許技術でもあるんですが、数十本の束を側頭部や後頭部にかけて十数か所作り、そこにウィッグをくくり付けていくのです。
イメージそのまんまですが、スヴェンソンが一番安全なやり方です。絶対外れません。
アメリカのハリケーンにもし巻き込まれたとしても大丈夫でしょう。
アデランスとアートネイチャーも、日本で起きる程度の暴風雨であれば全く問題ないと思います。
思わず頭押さえちゃうかもですが、押えないでも全然大丈夫ですし、各社ともプールに頭から飛び込んでも平気です。
なお、メッシュの間隔は、狭いと1ミリとかですが、広いものだと1.5センチくらいのウィッグもあり、自毛がまだまだ残ってるけど部分的に隠したい場合は、メッシュの繊維(糸)同士の間隔が1.5センチとかのウィッグを作って、隙間から自毛を引き抜いてウィッグと自毛のハイブリッドのようなタイプの商品もあります。
このタイプのウィッグならアートネイチャーがダントツでオススメですね。品質が一歩抜けています。
「貼る」
「ん?貼るってどういうこと?」って思ったかも知れません。
ヘアコンタクトという言葉を聞いたことはありませんでしょうか。
これはプロピアというベンチャー企業が作った「コンタクトレンズの髪の毛バージョン」みたいなもので、目に見えないような薄い素材にコンピューターで人工毛を付けていって、それを頭皮に貼っていく商品になります。
元祖はプロピアだったのですが、資金力のあるアデランスやアートネイチャーが模倣して、ほぼ同等の高い品質の商品を作り上げてしまいました。
頭皮に「貼る」わけですので、毛があると貼れませんので頭は剃ります。
剃るといってもカミソリのようなもので完全に剃るわけではなく、アデランスやアートネイチャーの美容師さんがバリカンで刈り上げてくれます。
長さは計ったことはないですが、見た感じでは5厘刈り(1.5mmちょい)よりは短い感じなので、バリカンで剃れる限界中の限界である2厘刈り(0.5mm)ってとこでしょうかね。
で、どんなにハゲていても多少は毛が残っているわけなので、その毛が伸びてきちゃいますので、2週間毎くらいにアートネイチャーやアデランスに通って、一回ウィッグを剥がして、バリカンで剃ってからもう一回貼ります。
貼ったり剥がしたりを2週間毎に繰り返しますので、ウィッグが劣化しますし、2週間毎にアデランスなどに通わないといけないので、すっごく高いです。
ですので、この増毛法を選択する人はまずいないのが実態です。
ですが、いるにはいます。そうです。芸能人です。
私も目の前で、M字部分の生え際に「貼っている」のを見たことがあるのですが、全く分かりません。
自毛にしか見えません。
「え?これホントにウィッグ?」っと疑ったくらいです。
びっくりしますよ、あまりの品質の高さに。
この「貼る増毛法」は、額の生え際を完璧に再現してくれますし、少々引っ張ったくらいでは剥がれないように出来ているので、何をしても大丈夫です。
温泉やスーパー銭湯などで人前でガシガシ頭を洗えますし、プールも余裕です。
滝つぼに頭から飛び込んでも大丈夫ですね。命の保証はできかねますが。
アートネイチャーだと「ヘアフォーライフ」、アデランスだと「ヘアパーフェクトレジェンド」という商品が「貼る増毛法」にあたります。
先駆者であるプロピア社は、この素晴らしい商品を開発したまでは良かったんですが、価格がネックになってしまったのと、膨大なCMを打ちすぎて資金不足に陥ってしまい半年ほど営業停止した過去があります。
ちなみにそのプロピアは、頭皮ではなく男性のヒゲや、アソコの毛が薄くて悩んでいる女性向けの商品を販売して活路を見いだしているようです。
帽子(かつら)
増毛サービスの最終段階は「帽子」です。皆さんがイメージしてる「かつら」のことです。
かつらを増毛と呼んでいいのか議論が分かれるところですが、少なくともアートネイチャーとスヴェンソンはカツラ(ウィッグとも言う)を増毛として宣伝しています。
「帽子」ですので、プールとかは入れません。
野球帽かぶったままプールに入ったら脱げちゃいますよね。それと同じです。
ただし、スヴェンソンはカツラが主力商品ですので、絶対外れないカツラになっています。
増毛法の2段階目の「載せる」のとこでも少し説明しましたが、スヴェンソンのカツラは、側頭部や後頭部の元気な自毛を数十本の束にして基礎を作ります。
メッシュで出来た「部分ウィッグ」と何が違うのかというと、メッシュ部分が「網(あみ)」になっているのがカツラです。
メッシュより網のほうが頑丈なため、下のイラストくらい薄毛が進行している方に向いています。
「ハミルトン・ノーウッド分類」という薄毛の進行を7段階で示した分類法があって、薄毛が進行して6型以降になると植毛では本数が全然足りませんし部分ウィッグでも隠し切れませんので、カツラを選択せざるを得ません。
そしてこのカツラタイプのウィッグはスヴェンソンの独壇場と言っていいでしょう。
アデランスとアートネイチャーは部分的にパチンって留め具で留めるだけなのでハードな動きをすると落ちちゃいます。
プールには入れませんし、人前でもガシガシ髪の毛を洗えるスヴェンソン式と違って人前でガシガシ髪の毛は洗えません。
余談ですが、アデランスのカウンセラーさんが、「スヴェンソンさんのはモロガツラじゃないですか」ってディスってました。
「モロガツラ」って言い方にちょっと笑ってしまいました(笑)
この方ほんと面白くて一度会ってみてほしいです。
「ズラかぶってんだ」って瞬間的に思ってしまうほどの「不自然すぎる剛毛」なんですが、まさかの自毛でした。
バカボンのパパみたいな外見で、きっとアデランス内の口の悪い同僚や後輩から「バカボンのパパ」って言われてると思います。
あ、でも、カウンセリングは完璧です。
知識豊富で、何でも知ってますしちゃんと顧客のほうを向いて最適な提案をしてくださいます。
たぶんですがエース級のカウンセラーだと思います。
薄毛相談って暗いネガティブなイメージじゃないですか。
でも、バカボンのパパ(Sさん)との一時(ひととき)で私はものすごく癒やされただけでなく「アデランスいいなあ」って素直に思いました。
Sさんありがとうございます!
アデランス解説記事:
メンズアデランスの全貌~毛髪診断士が厳秘情報まで踏み込み徹底解説
気になるお値段
さてさて、あなたが最も気にしている値段(価格)を説明していきます。
「お高いんでしょう?」っていうテレビショッピングのお決まりのくだりがありますが、「え~!?そんなに安いの?ザワザワ」という良い意味での「オチ」は残念ながらありません。
安い買い物ではないです。
しかし、
「思ったより高くはないかも」と思ったのが正直なとこでして、アートネイチャー・アデランス・スヴェンソンの増毛にかかる料金概要を説明していきたいと思います。
一番価格が安いのは「定額制」のスヴェンソン
一番価格が安いのがスヴェンソンです。
スヴェンソンは定額制で、年間50万円くらいです。
部分ウィッグでもカツラでも同じ料金設定で、ウィッグやかつらのメンテナンスなど込み込みで年間50万円弱になります。
価格がはっきり決まっていますし、カウンセリングに行くと持ち帰れる価格表をくださいますのでとても誠実なサロンだと思います。
かぶることに抵抗がないなら、植毛とか何もせずに一直線でスヴェンソンで構わないと思いますし、増毛大手3社の中では割安なスヴェンソンが私のイチ押しです。
アデランスとアートネイチャーはほぼ同じ料金
アデランスとアートネイチャーは商品ラインアップも品質も価格もほぼ同等です。
自毛に結ぶ人工毛は植え込み代金込みで1本70円くらいになります。
普通は10,000本とかの単位で「まとめ買い」します。
まとめ買いのほうが割引きが効いて安くすむからです。
部分ウィッグは面積で値段が決まります。
フルウィッグ(前頭部から頭頂部全部)なら400?(20㎝×20㎝)前後くらいのサイズになりますので、1ウィッグにつき60万円くらいです。
ただし、ウィッグはローテーションさせないといけないので、3枚は必要で、60万×3枚で180万円になります。
ここに2つ料金が乗っかってきます。
一つはバレないために徐々に増やしていくための「フレックス」と呼ばれる段階別ウィッグです。
3段階に分けて増やしていく場合は20万円追加で料金がかかり、5段階なら40万円ほど追加になりますので180万円+40万円で220万円になります。
さらに、毎月1回はサロンに通って微調整が必要になりますので、その料金が毎月5,000円ほどかかりますので年間約6万円。
ただし、ウィッグの手入れが良ければ5年以上は持ちますので、メンテナンスを怠らず丁寧に扱えばスヴェンソンとそれほど大差のない価格帯に収まってきます。
価格まとめ
薄毛大手3社(スヴェンソン・アートネイチャー・アデランス)の中で、価格と品質のバランスで言えば1番オススメしたいのがスヴェンソンです。
価格面だけでなく、人前でガシガシ頭洗えますし最も外れにくいのもスヴェンソンですので、大手3社で比較した場合スヴェンソンの優位性は動きません。
アデランスとアートネイチャーは、同品質同価格帯のガチンコライバルですが、市場シェアで見るとアートネイチャーがアデランスを圧倒していますので、この両社の比較ならアートネイチャーに軍配を上げておきましょう。
まとめ
大手3社(アデランス・アートネイチャー・スヴェンソン)の増毛には、
- 自毛に人工毛を「結ぶ」
- 部分ウィッグを「載せる」
- 部分ウィッグを「貼る」
- カツラを「かぶる」
上記4つのサービス段階があることを説明してきました。
長い記事になってしまいましたので、すっきりまとめると、オススメしたいのはスヴェンソン式増毛法です。
理由はすでに書きましたので詳細は省きますが、
- 絶対に外れない
- 人前でガシガシ頭を洗えてプールにも飛び込める
- 定額だから安心
この3点全てを満たしているのはスヴェンソンだけだということです。
多少高いもののアートネイチャーとアデランスも悪い増毛法ではありませんが、まずスヴェンソンに無料カウンセリングに行ってみて、そこから他社と比較してみるという順番が一番後悔しない賢い薄毛対策かと思います。
増毛の概要を理解したら次に読んでおきたい記事:
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